ART

2017/10/15 ART : PUBLICATION

竹之内祐幸写真集「The Fourth Wall / 第四の壁」

竹之内祐幸は、都市の風景、花や草木などの自然、身の回りの何気ない日常、様々な友人たちなどといった被写体を、真っ直ぐな視線で見つめることにより、幼少期に感じた孤独や疎外感、画一的なものの見方への違和感や疑問に対し、多様性とは何か、不自然さとは何かを問いかけ、物事の奥に潜む本質を露わにしようとしてきました。

幼少期、両親が共働きのため、家で一人過ごすことが多かった竹之内は、その孤独感や疎外感、また、そうした自分の弱さを悟られないよう振る舞い、他者との壁を作っていた、といいます。
そうした中で手にしたカメラは、多くの人がそうであるように、竹之内を他者と結びつける道具となり、自分本来の姿を表現する方法を見出していきます。

「写真を撮っているときでも、過去や今、これからの『自分』について考えていたけれど、いつのまにか写真を撮っているときだけ自分のことについて考えなくて済んでいることに気づいた」と語っているように、無心となって写真を撮り、身の回りのものを一つ一つ丁寧に見つめていくことにより、自分の弱さを他者に悟られないよう振る舞う、強がる自分、他者からの視線に怯える自分、から解放され、竹之内の内面から溢れた柔かな視線と鋭い観察眼により、被写体の魅力を十分に引き出し、全てのものが等価で、そこに存在することの美しさを炙り出しています。

257×182mm / Pages: 130 / 上製本 / Design: 鈴木千佳子
Price: –Yen (Tax in) / ISBN: — / T&M Projects

2017/10/10 ART : EXHIBITION

竹之内祐幸写真展「The Fourth Wall/第四の壁」

PGIで展覧会をします。会場では、11月下旬にT&M Projectsより刊行予定の同名タイトルの写真集を先行販売致します。

小さい頃、誰もいない家の玄関から自分の部屋までのたった数歩の距離が怖くて、おもちゃやマンガをところどころに置いていた。それでも家にいるのが怖くて、親が帰ってくる時間まで近所をぐるぐるとひとりで遊んでいた。その辺の草や小さな虫達が、マンガの世界みたいに喋り出したらいいのにと思っていた。

家族旅行で写真を撮ると、上手だねと褒められて嬉しかった。写真は、大きなものも小さなものも、手のひらにおさめることができて面白いと思ったし、人見知りの僕でもカメラを持つとなぜか心強く思えた。写真を撮っていると、自分の中の苛立ちや残酷さ、孤独感がだんだん静まってくるのがわかった。そして、「自分」について考えながら写真を撮っていたつもりでも、気がつくと僕は写真を撮っている時だけ、「自分」について考えなくて済むことに気づいた。もしかしたら僕は、他者に対しての「自分」から解放されたくて写真を撮っているのかもしれない。それが本当の自由だとしたら、写真は僕にとって他者と自分の壁を超えるものになると思った。

行き先を決めずに、とにかくどこかに行って写真を撮ることを繰り返していた。いろんなところを歩いているつもりが、自然と足が土手や川や住宅街など、自分が生まれ育った環境に近い景色に向かうことが多かった。汗だくになりながらカメラを持って歩き回っているうち、季節は一週間で大きく変わることを知ったり、綺麗な景色をファインダーで覗きながら、いつでも答えは目の前にあるんだと気づいた。たまに人間を怖れないカラスや、小さな生き物に出会えることもあった。彼らはきっと自然界では「外れた」存在なのだろうけど、僕も彼らのように、世界から外れたところにいるのかもしれない。そして小さかった頃の僕と少しも変わらぬ視線で彼らを見つめながら、その時は気づかなかった気持ちや、僕と同じように生きづらかった人たちのサインを思い出していた。

第四の壁………現実世界とフィクションである演劇内の世界を隔てる、想像上の壁のこと。観客はその壁を通して
          舞台上での世界を観ている。

<トークイベント>
竹之内祐幸 × 伊藤貴弘(東京都写真美術館学芸員)

2017年11月18日 (土) 16:00〜 / PGI / 定員30名 / 参加費500 円(要予約)
申込み方法: 電子メール、またはファックスにて下記申込先までご連絡下さい。お申し込みの際は件名「竹之内トーク」とし、お名前、ご連絡先を明記の上お申込み下さい。
申込先: MAIL. info@pgi.ac FAX. 03-5114-7936

2017/07/13 ART : EXHIBITION

PGI Summer Show「Birds in the Hand」

「Birds in the Hand」展に参加します。

出展作家
Elijah Gowin / Olivia Parker / Penti Sammallahti / 新井 卓 / 石元泰博 / 伊藤義彦 / 大西みつぐ / 川田喜久治 / 今 道子 / 竹之内祐幸 / 奈良原一高 / 濱田祐史 / 三好耕三 / 八木 清

2017.7.13 (THU) ~ 2017.9.1 (FRI) / CLOSED ON SUN & NATIONAL HOLIDAY / 11:00~19:00
106-0044 東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F / PGI

2017/03/05 ART : PUBLICATION

竹之内祐幸写真集「Things will get better over time」

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Things will get better over time

LIMITED EDITION 300 / B5変形 / 168ページ / コデックス装 / Design: 藤田裕美
Price: 3,240Yen (Tax in) / ISBN: 978-4-9908183-1-9 / FUJITA

2017/03/01 ART : EXHIBITION

竹之内祐幸写真展「Things will get better over time」@STUDIO STAFF ONLY

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東京の展示も同時開催中です。山梨とは全く違う内容となっておりますので、是非両方見てくださると嬉しいです。

竹之内祐幸写真展「Things will get better over time」
STUDIO STAFF ONLY
2017.2.4 (SAT) ~ 2017.3.20 (MON) / 土・日のみ営業 3.20月は営業 / 11:00~19:00
東京都渋谷区神宮前2-3-1 長崎ビル4F / STUDIO STAFF ONLY

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