2017/12/08 ART : PUBLICATION

竹之内祐幸写真集「The Fourth Wall/第四の壁」

竹之内祐幸:The Fourth Wall / 第四の壁

竹之内祐幸は、都市の風景、花や草木などの自然、身の回りの何気ない日常、様々な友人たちなどといった被写体を、真っ直ぐな視線で見つめることにより、幼少期に感じた孤独や疎外感、画一的なものの見方への違和感や疑問に対し、多様性とは何か、不自然さとは何かを問いかけ、物事の奥に潜む本質を露わにしようとしてきました。

幼少期、両親が共働きのため、家で一人過ごすことが多かった竹之内は、その孤独感や疎外感、また、そうした自分の弱さを悟られないよう振る舞い、他者との壁を作っていた、といいます。
そうした中で手にしたカメラは、多くの人がそうであるように、竹之内を他者と結びつける道具となり、自分本来の姿を表現する方法を見出していきます。

「写真を撮っているときでも、過去や今、これからの『自分』について考えていたけれど、いつのまにか写真を撮っているときだけ自分のことについて考えなくて済んでいることに気づいた」と語っているように、無心となって写真を撮り、身の回りのものを一つ一つ丁寧に見つめていくことにより、自分の弱さを他者に悟られないよう振る舞う、強がる自分、他者からの視線に怯える自分、から解放され、竹之内の内面から溢れた柔かな視線と鋭い観察眼により、被写体の魅力を十分に引き出し、全てのものが等価で、そこに存在することの美しさを炙り出しています。

257×182mm / Pages: 130 / 上製本 / Design: 鈴木千佳子
Price: 5,400Yen (Tax in) / ISBN: 978-4-909442-03-1 / T&M Projects

2017/10/26 ART : EVENT : EXHIBITION : INFORMATION : PUBLICATION

竹之内祐幸写真展「The Fourth Wall/第四の壁」@book obscura

吉祥寺に新しくオープンした、写真集を中心に扱う古書・新刊書店「book obscura(ブックオブスキュラ)」にて、写真集刊行を記念して展示とトークイベントを行います。こちらでは、アクリルマウントの作品を中心に、写真集の製作過程の展示や、私蔵の土屋仁応さんの彫刻作品も展示します。期間が短いので是非早めにいらしてください。

写真家・竹之内祐幸による最新作『The Fourth Wall/第四の壁(T&M projects)』の刊行を記念し、作品展示とトークイベントを開催します。作品集に掲載されている写真作品に加え、『The Fourth Wall/第四の壁(T&M projects)』製作時のプロセスを知ることのできる貴重な資料の展示となります。

展示最終日となる11月19日(日)16時〜、竹之内と10代の頃から付き合いのある土屋仁応(彫刻家)との対談を予定しています。竹之内の人柄から作品の背景まで知る土屋が作品の魅力を紐解いていきます。

会期:2017年11月3日(金曜・祝日)〜11月19日(日曜日)

*会場では最新作の先行発売を行います
*土屋仁応氏による彫刻作品の展示、『聞耳の森(求龍堂)』の販売を行います

*入場無料
*最終日(11月19日)はトークイベントのため、会場は15時クローズとなります

《竹之内祐幸×土屋仁応(彫刻家) トークイベント》

日時:11月19日(日)16時〜17時半
定員:30名
参加費:1000円(ドリンク代込み)

トークイベントは事前予約制です。「竹之内トークイベント」と題し、参加者名、人数、ご連絡先を明記の上お申し込みください。参加費は当日お支払いください。

申込先:bookobscura@indoorbooks.jp 担当:黒﨑

*竹之内氏によるトークイベント後、サイン会を行います。
*キャンセルの場合にはお早めにご連絡頂けますようお願い致します。
*お申し込み後、折り返しメールにてご連絡いたします。

《作家プロフィール》

竹之内祐幸(たけのうち・ひろゆき)
1982年、東京生まれ。2008 年に日本大学芸術学部写真学科を卒業し、同年第31回キヤノン写真新世紀佳作受賞。2009年、塩竈フォトフェスティバル特別賞受賞。 主な個展に「SEASONS」Foil Gallery (東京・2010年)、「鴉」フォト・ギャラリー・インターナショナル (P.G.I.) (東京・2015年)、「Things will get better over time」Gallery Trax (山梨) / Studio Staff Only (東京) (2017年) 写真集に『The Fourth Wall / 第四の壁』 T&M Projects (2017年11月下旬刊行予定), 『Things will get better over time』 FUJITA (2017)
WEB:http://www.hiroyukitakenouchi.com/

土屋仁応(つちや・よしまさ)
1977年生まれ。東京藝術大学美術学部彫刻科卒業。東京藝術大学大学院文化財保存修復彫刻分野で古典彫刻の技法を学ぶ。博士課程修了後、高島屋美術画廊、メグミオギタギャラリー(東京・銀座)などで個展。十和田市現代美術館、北海道立近代美術館、横須賀美術館等の企画展示に参加。「人質の朗読会」(小川洋子)、「こちらあみ子」(今村夏子)他、書籍の装丁としても多く採用される。2012年初の作品集『聞耳の森』を求龍堂より刊行。
WEB:http://www.yoshimasa-tsuchiya.net/